11年前。大黒魔季の8枚目のシングル。
こういう歌は、好んで聴いてはいなかった。でも、
いやでも、耳に残っている。それだけ、認められた詩ということだろう。
確かに、あの頃、大黒魔季の名前は、よく耳にした。
ミュージック・ステーションで、「夏が来る」が、流れていた。
懐かしい思いで聴いていた。歌詞を見ながら。
夏が来る きっと夏は来る 頑張ってるんだから絶対来る
恐がられても 煙たがられても
諦めない・悔しいじゃない・もう後には引けない
「何が足りない…。どこが良くない…。」
どんなに努力し続けても
残されるのは あぁ結局
何でも知ってる女王様
恐がられても 煙たがられても
諦めない・悔しいじゃない・もう後には引けない
「何が足りない…。どこが良くない…。」
どんなに努力し続けても
残されるのは あぁ結局
何でも知ってる女王様
それでも夏はきっと来る
何かを感じないだろうか?
がんばっている。すごく。これ以上ないくらいがんばっている。
だから。だから、苦しいんだけど、がんばっているんだから、諦めきれない。
だから、悔しい。あきらめてしまえば、苦しくない。だけど、
ここまで、がんばってきたのだから、後に引けない。引きたくない。
叫びたくなるほど、がんばっている。
なのに、何が足りない。どこが悪い。自分じゃ駄目なのか。
こんなにがんばっているのに、だめなのか。
あきらめるしかないのか。
それが運命(さだめ)というものなのか。
それでも、夏は来る。
がんばらなければ、あきらめられる。
よく、僕たちに、人は、がんばらなくていい、という。
がんばって、がんばって、もう、後に引けないくらい。後に、引けないから、
まだ、それでも、がんばる。がんばるしか、他に何もない。
がんばらなければ、あきらめられる。
あきらめられないから、がんばる。
がんばるから、あきらめられないんじゃない。
あきらめたくないから、がんばる。
決して、生きていることを、あきらめたくない。
だから、がんばっている。
がんばって、あきらめないように、がんばっている。
あきらめないことを、がんばらなければ、ここにいない。
明日が、必ず来るように、がんばっている。